Temple And Yoga
ここではなぜお寺でヨガなのか、ということに関して書かせて頂きます。
写真にある言葉、Yogas Citta Vritti Nirodha とはヨガスートラ(ヨガの教典)においてYogaの目指すもの(ゴール)です。
直訳すると『ヨガとは心を材質的作用とし、制御するためのもの』となります。
日本に馴染みのある言葉で表現すると、『ヨガとは悟りを目指すためのもの』であると言われています。
ただし、馴染みはあっても具体的にはどうすればよいのか、どんな状態なのかわからないのが『悟り』です。
「悟り」という言葉を聞くと、お寺をイメージする方も多いと思います。
お寺は、必ず私たちの近くにある日常のようで非日常的な空間であり、静かに目を閉じれば自分の呼吸の音が聞こえ、外とは異なる空気の感覚を感じることができる場所です。
本堂というご本尊と向き合うための空間でヨガをすることで、今の自分自身の内側と向き合い、
自分にしか分からない『気づき』を得ることができると思います。
『気づく』ことで初めて、『手放す』という次の段階に進むことができ、『悟り』へと近づくことができます。
お寺の本堂という特別な空間でヨガを行うことで、自分自身の内側と向き合う時間を過ごして欲しい。
そういう想いで、寺ヨガを行っています。
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